千葉の公立高校サッカー部でFWとしてピッチを駆け回っていた少年が、ある日突然「アメリカに行きたい」と言い出しました。
周囲は誰もが「まさか」と笑いました。
大学受験に失敗し、ただ一つの夢だけを手に単身アメリカへ飛び立ったその少年は、今、NCAAディビジョンⅠ・ハワイ大学の公式戦でフィールドゴールを蹴り、スタンドを沸かせています。
高校時代はサッカーボールしか蹴ったことがありませんでした。
アメフトのルールすらよく知らないまま海を渡り、コミュニティカレッジのトライアウトで見事にポジションを掴み取り、そして太平洋に浮かぶ名門大学へと辿り着きました。
日本の公立高校から、アメリカ本土の短大、ハワイ大学 という、誰も歩いたことのないルートを切り開いたキッカー、松澤寛政。
その驚くべきストーリーを、今回はたっぷりお届けします!
松澤寛政(まつざわひろまさ)プロフィール!身長183㎝で現在の年齢26歳!
松澤寛政プロフィール
生年月日:1999年1月(2025年現在26歳)
出身:千葉県
身長・体重:183cm / 88kg(約6’0″ / 195lbs)
チームを県大会ベスト16に導くなど、それなりに結果を残していました。
しかし高校3年生のとき、日本の大学受験に全落ち。
2度の大学受験を失敗し、「もう日本で大学に行く意味が分からなくなった」と感じた松澤選手は、突如としてアメリカ留学を決意します。
2019年、20歳の春。
ほとんど貯金も計画もないまま単身アメリカへ飛び立ちます。
最初は語学学校(ESL)に通いながら生活を立て直しつつ、アメリカンフットボールの道を探し始めました。
サッカー経験しかなかった松澤選手はYouTubeでキックの動画を見て勉強し、オハイオ州にある小さなコミュニティカレッジ、Hocking Collegeのトライアウトに挑みます。
アメフト経験ゼロ、英語もままならない日本人。
2021年秋からHocking Collegeのアメフト部にウォークオン(無奨学金)で加入。
1年目からキッカー兼パンターのレギュラーを掴み、全試合に出場、2年目の2022シーズンも安定したパフォーマンスを見せ、複数のNCAAディビジョンⅠ大学からオファーを獲得。
2023年1月にハワイ大学編入。
公立高校のサッカー少年が、受験失敗をバネに単身アメリカへ飛び、コミュニティカレッジを経てNCAAディビジョンⅠの舞台に立つまで──
わずか4年足らずで成し遂げた、奇跡のようなキャリアです!
松澤寛政は千葉県立幕張総合高校出身!サッカー部のフォワードで活躍!

2025年現在の偏差値は普通科系列で58~60、看護科に至っては62~64。
県内公立高校の中では確実に上位20位以内に入る、いわゆる“幕総(まくそう)”と呼ばれる人気校です。
普通科と看護科が併設されている珍しい学校で、進路の選択肢が非常に広く、
進学実績も優秀で、毎年千葉大学やGMARCH、早慶上理、看護大学・医療系大学に多数の合格者を出しています。
にもかかわらず部活動が異常に盛んなのも特徴で、特にサッカー部・野球部・吹奏楽部は県大会常連レベルです。
つまり松澤寛政選手は、
偏差値60前後の進学校に通いながら、サッカー部のエースストライカーとして県ベスト16に貢献していた
という、めちゃくちゃ優秀な高校生だったことになります。
勉強もスポーツも両立できる環境で育ちながら、日本の大学受験では全落ち。
その挫折をバネに単身アメリカへ飛び、NCAAディビジョンⅠのキッカーにまで上り詰めました。
松澤寛政はハワイ大学の「Rainbow Warriors」でキッカーとして大活躍!
ハワイ大学アメフト部の松澤選手がCBS SPORTS ALL-AMERICANに選出されました🎊
— ハワイ大学Rainbow Warriors (@UHAthleticsJP) December 10, 2025
おめでとうございます🎉#ハワイ #ハワイ大学 https://t.co/Kiw7gLac58
高校時代、松澤選手は千葉県立幕張総合高校のサッカー部でフォワードとして活躍し、県大会ベスト16に貢献するほどのエースでした。
プロサッカー選手を目指していたものの、高3の千葉県大会でベスト8敗退を経験し、「プロは現実的じゃない」と感じるようになります。
そこで、まずは「大学でサッカーを続ける」ことを目標に、一般入試で大学を目指すことにしましたが、サッカーに没頭するあまり、勉強時間が圧倒的に不足。
高校3年間、部活動中心の生活で学業を後回しにし、受験直前期になってようやく本腰を入れたものの、基礎力が追いつかず不合格。
翌年、再チャレンジしても同じ結果に終わり、2度目の失敗を喫します。
結果、
大学もサッカーも上手くいかなくて、何をすればいいのか全く分からなくなりました
と本人が振り返るほど、人生の目標を見失ってしまいます。
そんな中、父親の勧めで2019年夏頃(20歳)に初のアメリカ旅行へ。
最初は2週間の「自分探し」として西海岸(ロサンゼルスなど)を訪れ、そこでNFLの試合を観戦してアメフトに衝撃を受けます。
英語もろくに話せないまま、最初は語学学校でアルバイトしながら生活。
そこで「サッカーのキックなら自信がある」と気づき、アメフトの道を探し始めます。
そしてオハイオの小さな2年制カレッジでトライアウトを受けたら、
日本人?アメフトやったことない?
と言われながら蹴った1発目があまりに綺麗で、その日のうちにチーム入り決定。
1年目からレギュラーキッカーになりました。
2年間そこでプレーした後、2023年にハワイ大学へ編入。
最初は控えキッカーでしたが、2024年から正キッカーに。
日本人初のオールアメリカ選出や最優秀キッカー賞の最終候補にも選ばれ、NFLからも注目されるほどの大活躍中です!
まとめ|松澤寛政の高校や大学はどこ?幕張総合高校からハワイ大学へ進学したアメフト部のキッカー!
ということで
松澤寛政選手の高校や大学についてまとめてみました。
松澤寛政選手の話は、結局のところ「普通の高校生が、諦めなかったらここまで行けるんだ」という、すごくシンプルな証明です。
偏差値60の公立高校でサッカーやってて、大学受験に2回落ちて、
「もうダメかも」って思った瞬間が誰にでもあると思うんです。
でも松澤選手はそこで終わらせなかった。
貯金50万円でアメリカに行って、正直めっちゃ無茶な選択だったけど、それでも一歩踏み出して、毎日必死に練習して、
気づいたらハワイ大学の正キッカーで、全米のニュースに出て、NFLも夢じゃなくなってる。
別に天才だったわけじゃない。
ただ、落ち込んだときに「もう一度何かやってみよう」って思えただけ。
幕張総合のあのグラウンドから始まった物語が、どこまで続くのか。
松澤寛政選手のこれからを見届けましょう!
ご一読ありがとうございました。


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