ビニールタッキー(@vinyl_tackey)という名前をご存じでしょうか?
Xで数十万人のフォロワーを誇り、独特の視点で映画宣伝をウォッチし、ユーモアと鋭さを兼ね備えた文章で映画ファンを魅了した人物です。
42歳、静岡出身とされる彼は、匿名性を保ちながらも「映画宣伝ウォッチャー」として独自の地位を築き、ブログ「第9惑星ビニル」や映画ナタリーの連載でその名を轟かせてきました。
しかし、2025年10月10日、タッキーさんは突然この世を去ってしましました。
映画への情熱と愛に溢れたその足跡を振り返り、ビニールタッキーが何者だったのか、その魅力を紐解いてみます。
ビニールタッキーとは誰?静岡出身で年齢42歳の映画宣伝ウォッチャー!

映画ナタリーさんでの連載コラム「月刊おもしろ映画宣伝」8月号が公開されました!今回は「サービス精神」「絶妙な組み合わせ」「粋な計らい」をキーワードに、熱かった8月の映画宣伝を振り返りました。ぜひご覧下さい。https://t.co/NhHYXzaQZD
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) September 11, 2025
年齢42歳、静岡出身とされるビニールタッキーさんは、匿名性を保ち、ペストマスク風のアイコンをトレードマークに、映画のPRイベントやコラボ企画を軽妙なユーモアと鋭い視点で観察・批評。
そのユニークなスタイルが、映画ファンや業界関係者の心をつかみました。
ブログ「第9惑星ビニル」や映画ナタリーでの連載を通じて、海外映画の日本公開における奇抜な宣伝手法を愛情たっぷりに紹介し、「宣伝もエンタメの一部」と感じさせる才能を発揮。
ビニールタッキーさんの投稿は、映画への深い愛と好奇心に溢れ、日常のつぶやきから新作レビューまで、読む人をワクワクさせる魅力に満ちていました。
ビニールタッキーさんは、ただの評論家ではなく、映画文化をより楽しくする魔法の語り手だったのです。
ビニールタッキーのブログ「第9惑星ビニル」は映画愛の結晶!

ここでは、海外映画の日本公開を盛り上げるユニークな宣伝を、ビニールタッキーさんならではの視点で紹介。
毎年恒例の「この映画宣伝がすごい!」では、秀逸なPRをベストテン形式でピックアップし、映画のロゴやサウンドのローカライズをユーモアたっぷりに分析していました。
また、映画ナタリーでの連載「月刊おもしろ映画宣伝」では、奇抜なコラボやイベントを愛情込めて解説し、宣伝の楽しさを教えてくれました。
そしてビニールタッキーさんの文章はただの批評ではなく、映画とその文化への深い愛の結晶。「FEAST狂宴」や「ビニールハウス」などの新作へのコメントも、作品への敬意と鋭い洞察に満ち、映画ファンの心を掴みました。
ビニールタッキーさんの言葉は、映画のワクワクを何倍にもしてくれる、まるで宝物のような存在だったのです。
ビニールタッキーの妻による突然の別れの報告
ビニールタッキーの妻の投稿
ビニールの妻です。突然のことで信じられずにいますが、昨晩、夫が亡くなりました。見たい映画があると東京に行き帰路に着く途中で倒れ、緊急搬送されましたが、帰らぬ人となりました。試写や原稿依頼等でお世話になっている方に連絡する術がなく、ここでのお知らせになってしまい申し訳ありません。
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) October 11, 2025
2025年10月10日Xでの妻の投稿によると、映画を観に東京へ行った帰路で倒れ、緊急搬送されたものの帰らぬ人となったそうです。
最後の投稿は10月10日の「ファイナル・デッドブラッド」の感想でした。
SNSの反応
昔ビニールタッキーさんがこの様なツイートしてくれて、そこから本アカウントのスタイルが確立された…というか自信が持てたと言っても過言ではありません。
— ポニーキャニオン映画部公式 (@ponycanyon_eiga) October 11, 2025
本当にありがとうございました。悲しい。 https://t.co/eFCGPn9rj6
ビニールタッキーさんのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
— 映画配給会社Elles Films(エルフィルムズ) (@Elles_Films) October 11, 2025
弊社の一作品目であるストールンプリンセスのクラウドファンディングに協力してくださった上にパンフレットにも快く寄稿してくださり、ずっと応援してくださいました。… https://t.co/wl6QHhrPrn
ビニーるタッキーさん、Twitter映画界隈における一斗缶みたいな人だった。ハイローの龍也が言っていた「一斗缶みたいなあったけえ場所つくりたいんだ」をTwitterでつくってた人だった。ご自身はそう思ってないかもしれないけど、長年フォローしていた身として心からそう思います。
— 昼寝 (@napingonthemoon) October 11, 2025
ビニールタッキーさんの影響受けて映画見た人相当いると思うんだけど、なんか…当たり前に存在してた。だから相当な喪失感を感じさせる。あとまだ実感が無い、かなり長いことインターネットで見てきたからまるで身内を失ったようなショックを感じる。どうしたら良いんだ…あの人柄の代わりがいない
— かぶーむちゃっく✹ (@K_B__M) October 11, 2025
訃報のニュースはX中に広がり、ファンや関係者から「昨日まで元気にツイートしてたのに」「新作の視点が聞けないなんて寂しい」との悲しみの声が溢れました。
42歳という若さでの喪失に、誰もが言葉を失い、彼の映画愛が残した余韻を胸に、静かに偲ぶ一日となりました。
まとめ|ビニールタッキーとは誰?年齢42歳で静岡出身のXで人気の映画宣伝ウォッチャー?
ということで
ビニールタッキーさんについてまとめてみました。
ビニールタッキーさんは、映画の宣伝を愛し、ユーモアと鋭い視点でその魅力を私たちに教えてくれた特別な存在でした。
ブログ「第9惑星ビニル」やXでの温かな交流を通じて、映画の楽しさを何倍にも膨らませ、ファンや業界に新しい視点をもたらしました。
42歳という若さで突然旅立ってしまったビニールタッキーさん、その映画愛は投稿や文章として今も息づいています。
ビニールタッキーさんがスクリーンに投影した情熱は、これからも私たちの心に小さな光を灯し続けるでしょう。
ビニールタッキーさん、素敵な映画の旅をありがとう。どうか安らかに。
ご一読ありがとうございました。
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